過去は「あった」のではなくて「いる」。道路を曲げて敷設させるもの言わぬ古墳、建売住宅群と化した条里制の水田、量販店に鞍替えした倒産した紡績工場…それはなによりもまず物理的に現在に影響を与えているではないだろうか。 中谷礼仁研究室では、従来の建築史研究をもとに「歴史工学」という新しい学的ジャンルを打ち立てた。時間の異なる事物の混在の仕方、活かし方を研究するのが目的である。 結果として私たちの研究室で … 続きを読む 時空間に位置する研究室をめざして
About Lab.
■なぜ工学なのか 数年前に専攻を建築史から歴史工学へと改名し、方向性を鮮明にした。勝手にたちあげた学問領域なので社会的認知度はいまだ低いというか、ない。しかし当方はこのジャンルが今後非常に重要な学領域になると思っているので、歴史工学とは何かについてまず説明したい。その後それに関連するいくつかの活動成果を紹介させていただきたい。当方はこれまで建築史学つまり過去の建築的事物を研究の対象としてきた。しか … 続きを読む 歴史工学とは何か?
個人成果物 学外成果物(特記無き論文は中谷によるも の) 2019 ■修士論文 黒川源 シングルスタイルの定義に関する研究 ー著作『THE SINGLE STYLE and THE STICK STYLE』の翻訳を通してー 蔡意境 RE-EXAMINATION OF VILLAGE VALUE: AN INNOVATIVE APPLICATION OF JAPAN’SMILLENNI … 続きを読む Outcomes