HANDS TO WORK, HEARTS TO GOD. 手は仕事に、心は神に。18世紀後半、アメリカに渡り独自の生活を築いたシェーカー教徒たち。本ゼミでは、その姿を描いた歴史小説”The Believers”の翻訳を通して、人間の生き方について問う。
進行中のゼミ
地球の自律的活動によって地質基盤、そこへ人為によって上書きされた社会造形、両者のあいだに取りもつ具体的計画行為(デザイン)の三者によるすぐれた関係性(=Buildinghood)の構築可能性を理論・実践の双方で研究・発表することを目的とする。
「戦後空間」とは、日本の戦後の都市や建築、そのほか物理的実体のない制度や思想、言説の総体をくくり出す言葉である。戦後七十二年を経たいま、日本の戦後都市、建築、社会がめざした理念とビジョンを再検討し、未来へと継承すべき普遍的概念や課題を抽出する。
田園都市、シェーカー・コミューン、千年村、家。これらはすべて「ユートピア」の一例である。本勉強会では、多種多様な「ユートピア」の理解を助けるため、ウィリアム・モリス、パトリック・ゲデス、磯崎新らをはじめとする先人の「ユートピア」についての言説に触れ、その経験をもって他のゼミ活動の理解と方針決定に活かすことを目的とする。
建築技術書の果たした史的役割を解明する。現在の建築生産の基本となった明治期に焦点をあて、『西洋家作雛形』と『Cottage Building』の読解を通して技術移転とその展開を追う。