戦後空間ゼミ

「戦後空間」とは、日本の戦後の都市や建築、そのほか物理的実体のない制度や思想、言説の総体をくくり出す言葉である。戦後七十二年を経たいま、日本の戦後都市、建築、社会がめざした理念とビジョンを再検討し、未来へと継承すべき普遍的概念や課題を抽出する。

本ゼミは、2017年に日本建築学会建築歴史・意匠委員会直属ワーキンググループとして発足した戦後空間WGをもととしている。WGは戦後に関する資料の収集、インタヴュー、シンポジウムの企画等を行う活動体で、メンバーには、中谷礼仁のほかに、青井哲人、伊藤毅、内田祥士、ケン=タダシ=オオシマ、後藤治、中島直人、松田法子などがいる。WGの活動への参加を軸として、それらに関するテーマの調査・学習と、そのほか戦後に関する独自テーマの研究を行う。2017年12月には、シンポジウム「民衆・伝統・運動体――1950年代/建築と文学/日本とアメリカ」を開催。